境界性人格障害の治療には周囲の理解が不可欠

境界性人格障害の治療の中心になるのは、精神療法、すなわちカウンセリング等を用いた治療です。

患者さんの話によく耳を傾け、共感し、精神状態を安定させる事を目指して行きます。どうしても抑うつ感や突発的な衝動が治まらない場合は、薬物療法を併用する場合もあります。

薬物療法では抗うつ剤や安定剤を使用しますが、あくまでも対症療法にすぎません。それでも、他人に対して暴力的衝動がある場合や自殺念虜がある場合は、薬物療法で精神を落ち着かせる必要があるのです。

境界性人格障害を治すための治療において、精神療法は確かな効果がある物の、長い目で治療をして行かなければいけない為、途中で投げ出してしまう事もあるようです。完治のためにはカウンセラーだけではなく、家族をはじめとした周りの人が患者さん自身と向き合い、サポートして行く必要があります。

境界性人格障害は、普通の精神状態が保てない状況で成長した場合に発症すると言われています。

親の虐待、ネグレクト、過保護などの状態が長く続いたために精神的に安定を欠いてしまった結果発症するので、すぐに治るというものではないのです。治療期間には個人差があり、非常に長くかかる人もいるかも知れませんし、一見治ったように見えてもいつ再発するかは分からないのです。

境界性人格障害の人と向き合うのはときに困難な事ですが、周囲の人たちは患者さんを理解し、温かい目で向き合ってあげる事が何よりも大事です。

患者さんとしっかり向き合うためにも、家族もカウンセリングを受けてみてもいいのではないでしょうか。また、しっかりと治療を継続出来るような環境づくりを心がけるようにするといいですね。

Filed under: メンタルヘルス — 9:11:00